ジュール（J）→キロワット時（kWh）換算電卓

このオンライン電卓は、ジュール（J）とキロワット時（kWh）の間でエネルギーを、SIの正確な関係式に基づいて換算します。家庭の電気料金の試算や請求額の比較、精密な単位処理が求められる工学の課題などに素早く使えます。日本では電力の請求が kWh 単位で行われるため、家庭の電気代比較や太陽光発電の発電量確認、電気機器の消費電力評価など日常的な用途で特に役立ちます。

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使い方

1. 入力欄に数値を入力します。ウィジェットの変換方向に応じてジュールかキロワット時を選んでください。
2. 「変換」ボタンをクリックすると瞬時に結果が計算されます。
3. 「小数点以下の桁数」を調整して、0〜10桁で丸め精度を設定できます（エンジニア向け）。
4. 「結果をコピー」を使うと、計算結果をクリップボードにコピーできます。
5. 「すべてクリア」をクリックすると、入力値・結果・表示された計算過程をリセットします。
6. （UIで有効になっている場合）「入れ替え」ボタンで J → kWh と kWh → J のモードを切り替えられます。

定義と単位の詳細

ジュール（J） — エネルギーのSI単位。1 J = 1 kg·m²/s²。体系：SI（導出単位）。この電卓では 1 J = 0.000000277777… kWh（正確には 1/3,600,000 kWh）として扱います。よく使われる換算：1 J = 0.001 kJ、1 MJ = 1,000,000 J。力学分野ではエネルギーをフット・ポンド力（ft·lbf）で表すこともあり、定義により 1 ft·lbf = 1.355818 J、したがって 1 J ≈ 0.737562 ft·lbf です。

キロワット時（kWh） — 電気の請求や家電の消費量で広く使われる非SIエネルギー単位。1 kW の出力を 1 時間維持したときのエネルギーに相当します。体系：非SI（実務上SIと併用される）。関係式：1 kWh = 3,600,000 J = 3.6 MJ（正確）。この電卓はこの恒等式を用いて双方を換算します。

換算式

ジュールからキロワット時へ: E_kWh = E_J ÷ 3,600,000。

キロワット時からジュールへ: E_J = E_kWh × 3,600,000。

出典：正確な係数は NIST Guide to the SI, Appendix B.9 (Conversion Factors) の「Energy」項に記載されています。

換算表（J → kWh）

実生活での例（出力 × 時間で正確に計算）

• 白熱電球 60 W を 1 時間使う = 0.06 kWh = 216,000 J
• 電気ケトル 1000 W を 3 分使う = 0.05 kWh = 180,000 J
• スマートフォン充電器 5 W を 2 時間使う = 0.01 kWh = 36,000 J
• 炊飯器 800 W を 1 時間使う（保温や調理時間を含む目安）= 0.8 kWh = 2,880,000 J
• IHクッキングヒーター 2000 W を 30 分使う = 1.0 kWh = 3,600,000 J
• エアコン（冷房）消費電力 1,000 W 相当を 8 時間運転 = 8.0 kWh = 28,800,000 J
• コタツ 600 W を 8 時間使う = 4.8 kWh = 17,280,000 J
• 電気自動車（普通充電）6 kW の充電を 1 時間行う = 6.0 kWh = 21,600,000 J
• 電子レンジ（出力）600 W を 5 分使う = 0.05 kWh = 180,000 J
• ヘアドライヤー 1,200 W を 10 分使う = 0.2 kWh = 720,000 J

他にオンラインツールが必要でしたら、コメントでどのようなものが役立つか教えてください。検討いたします。

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